長戸大幸 クリエイター 2

スペースクラフト、ボックスコーポレーション等と親交があり、所属アーティストのサウンドプロデュースをビーイングが手がけていた。スペースクラフトとは Bon-Bon Blanco岩田さゆり宇浦冴香、ボックスとは上木彩矢高岡亜衣、過去にはFIELD OF VIEW・Litz Co.などが挙げられる。しかし、現在は、それらのアーティストが全て活動休止や移籍となり、スペースクラフト、ボックスコーポレーション等との親交も薄 れつつある。
長戸大幸


吉本興業とも交流があり、古くは吉本新喜劇オールスターズ、2003年頃からFayrayのアルバム「白い花」と「HOURGLASS」のサウンドプロデュースを長戸大幸が手掛けた。

1985年に設立され、大阪府に本社、東京都に支社を置くアーティスト・モデル・タレントマネージメントプロダクション「BLUE SPLASH」や1983年に設立され、大阪府を拠点に活動しているモデル・タレントマネージメントプロダクション「スタジアムプロモーション」等と業務 提携。所属アーティストのサウンドプロデュースをビーイングが手掛けている。「BLUE SPLASH」所属アーティストは、北原愛子碧井椿北空未羽(活動休止中)、「株式会社スタジアムプロモーション」所属アーティストは、菅崎茜(活動 休止中)、石上紗耶香(デビュー前)等。

長戸大幸

元々、外部の事務所に所属するもビーイング系列のレコーディングには頻繁に参加する青木智仁青山純江口信夫渡辺直樹とも親交が深い。

 

長戸大幸 クリエイター 1

外部からクリエイターを招いて楽曲製作することもあり、松井五郎秋元康康珍化湯川れい子大津あきらジョー・リノイエ馬飼野康二などが該当する。更にGLAYTAKURO松本孝弘のソロ作品で共同制作をしたことがあった。最近では葉山たけしが離脱後もZARDなどの楽曲を製作している。
長戸大幸

上記とは逆に織田哲郎がMAGIC・相川七瀬のプロデュースをビーイング外部で手がけた事があり、更には松本孝弘宇都宮隆MISIAKAT-TUN、大島こうすけがZwei後藤康二伊藤由奈の楽曲を手がけた。

楽曲の参加ではZARD楠瀬誠志郎織田哲郎美久月千晴・Ridingが坂崎幸之助 (THE ALFEE) とのレコーディングでのコラボレートを実現した。DIMENSIONは結成以前から誰彼構わず主義であり、ジャニーズ事務所所属歌手のレコーディングに参加している。

また、以前より外部プロダクションと親交があり、KIX-S渡辺プロダクション創業者渡辺晋の長女渡辺ミキと長戸が共同でプロデュースした。 スターダストプロモーションとは坂井泉水宇徳敬子KEY WEST CLUBMANISHらを送り出し、その密接な関係から“ビーイング―スターダスト連合”なる呼称が一部で使われていた。

長戸大幸

長戸大幸 スタジオ

1993年当時、ビーイングの拠点は六本木にあり、そのスタジオでの様子をセピア調のジャケットや歌詞カードにして、TV露出を行わないながらアーティストイメージを印象付けた。

レコーディング用マイクの前、ミキサー卓での作業風景、ギターやベースの楽器を持つ、ドラムセットに座るなどの姿を採用しているケースが多い。

しかし、1997年頃からこのような写真はあまり使われなくなっていく。
長戸大幸

ミュージシャン

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ビーイング系アーティストの楽曲のコーラスでは、上杉昇生沢佑一TWINZER)、近藤房之助坂井泉水宇徳敬子大黒摩季川島だりあなど、ビー イング所属のアーティスト同士で互いにコーラスに参加していた。

 

BAAD大田紳一郎(現doa)は、ZARDの曲で男声コーラスをしている。

 

演奏においてもDIMENSIONを中心に自社ミュージシャンを活用している。

長戸大幸

長戸大幸 レーベル

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今でこそプロダクション系レコード会社はめずらしくなくなっているが、ビーイングでは1991年から立て続けに専用レコード会社を設立している。長戸大幸

B.JIN(ビージン)→ZAIN RECORDS(1991年)
BMG ROOMS→Rooms RECORDS→VERMILLION RECORDS(1992年)
B-Gram RECORDS(1993年)
GIZA studio(1999年)
NORTHERN MUSIC(2007年)

1995年には、流通販売も自社で行う目的でJ-DISCを設立。
これにより制作から、発売・販売・宣伝全てを自前で行う仕組みが完成した。長戸大幸

現在、上記レコード会社および流通販売会社はGIZA studioを除きビーイングに統合されZAIN、B-Gram、VERMILLION、NORTHERNはレコード・レーベルの一つである。
 

長戸大幸 タイアップ 1

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レコード会社としてテレビアニメ作品の主題歌をタイアップとして提供し、その主題歌のシングルCDの売上貢献に寄与させる戦略を得意としている。

これは長期的に(最低2クールは)主題歌として流れるため、視聴者(主に若年者)層へ楽曲を浸透させることが出来、アーティストのファン層の拡大と関連商品に対する出費を惜しまないアニメファンによる購買が期待できることを狙いとしている。

楽曲によってはタイアップするアニメのシナリオや世界観などを参考にしながら歌い手が作詞している。長戸大幸


 1990年代には、『ちびまる子ちゃん(第1期)』での「おどるポンポコリン」が1990年の代表曲となる程のメガヒットを記録したのを皮切りに、1993年から放映が始まった『スラムダンク』で番組開始から1996年の終了まで一貫してビーイング系アーティストがOPとEDを担当、楽曲が作品内容にマッチしていた事もあり高い支持を得た。

また、1996年~1997年のドラゴンボールGT、1997年から放映が始まった『名探偵コナン』においてもビーイング系アーティストがほぼ独占的にOPとEDを担当してミリオンセラーが出ている。

長戸大幸 方針

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グループ代表の長戸大幸が全面プロデュースを行っていた80年代~90年代のビーイングは、既存のアイディアを奇抜に組み替えて全く別のものを作るという意識であった。

特に顕著だったのは、アマチュアバンドと契約してプロデビューさせるのではなく、オーディションで発掘したボーカリストを主体に、完全にプロデューサー主導で結成されたバンドがほとんどな点である。

B'zも含めて、顔を合わせるまでお互いの素性も経歴、音楽志向も知らなかったケースもよくあった。

また、長戸大幸ビーイングはクリエイター集団という特徴を最大限生かし、バンドやアーティスト自身の自作にはあまりこだわらずに、グループ所属の人気ミュージシャンやクリエイターの作品をほぼ独占的に採用して分業していた点にある。

現在は、一部を除きそのような傾向は薄れており、B'zがK-POPキム・ヒョンジュンに楽曲を提供したり、ビーイング所属クリエイター陣の小澤正澄(元PAMELAH)がSKE48アイシテラブル!」、後藤康二(元ZYYG)が乃木坂46「ガールズルール」のシングル曲をそれぞれ作曲・編曲してオリコン週間シングルチャートで1位を記録するなど、K-POPやアイドル作品を含めて外部に幅広く作品を提供している。